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「農業」

About

ファイブスクエアでは、お米、麦をメインとして、大豆、玉ねぎなどを作っています。これらの農作物はもちろん出荷もしますが、ファイブスクエアで展開している店舗や商品、全てのベースとなっています。

僕らの農業は、例えばお米一つ取っても、有機栽培のものと減農薬栽培のものがあります。かっこよく言えば「多様性のある農業」という感じですが、「なんでもかんでも手を出して、一貫したこだわりがない」と言われれば、それもまた否定はできません(笑)。
ただ、もちろん「多様性」であることが最大の「こだわり」で、これにはもちろん理由があります。それは、毎日「食」というものに接している皆さんに、僕が考える正しい「食の選択」をしてもらうためです。

ファイブスクエア ロゴマーク

そしてもう一つ、作った農作物を「卸す」以外に、事業として他の様々な店舗や商品として展開しているのにも、理由があります。
まず前提として、僕は農業というものを「食べ物と人を繋ぐ“道具”」だと考えています。
農業は、それ自体を事業として成り立たせようとするととてもハードルが高いのですが、「農作物」と「何か」を結びつけるための「道具」だという考え方をすれば、いろんなものととても相性がいいんです。
農業は人手が足りないとか、農業そのものの問題点を語られることがよくあるのですが、重要なのは社会の中で農業というものがどうあるべきかを考えることだと思っているので、農業に携わる人とそうではない人、どちらの視点からでも、農業そのものに問題点をおいていると何も解決していかないと思っています。
なので農家の立場からであれば、「自分たちで作ったものを自分たちで売る方法を知る」ことが、ひいては農業界が抱える様々な課題を解決することにも繋がるので、ファイブスクエアの在り方がその一つのモデルケースになればと思っています。

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そして、これは僕の理想ですが、農業に携わっていない立場の人も、農業というものをもっともっとラフに考えて、例えば週末に運動をするかわりに農作業に関わってみるとか、自分自身で「食べ物や自然」と「自分」を繋ぐ“道具”として、気軽に農業に触れてみてくれれば嬉しいと思います。
そうすることで、先述した「食の選択」というものが、本当の意味でできるようになるきっかけにもなっていくと思います。

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Possibility

僕は、農業には「心を豊かにする力」があると思っています。例えるなら、まるでアートに触れた時のように心を動かしたり、癒したり、元気にするような力があると。
農業というのは、人が生きていく上で必要な「衣・食・住」の「食」の部分にダイレクトに関わってくるものですから、アートのような感覚的なものに例えるとピンとこない方もいるかもしれませんが、農業の本質はそこにもあると感じています。
ですので、皆さんがまるで絵を描くような感覚で土に触れ、歌を口ずさむような気持ちで食べ物を摘みに行く、そんな風に農業を生活の一部に取り入れてもらうことができれば、心身ともに健康で、元気に、そして幸せに生活していけるだろうなと思っています。

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一方で、事業的な側面から見ても、とても大きな可能性を秘めています。農業はもう遠くない未来、だいたいあと5年〜10年ほどで、未曾有の危機に直面しようとしています。
皆さんご存知のように、農業界は高齢化が進んでいるので、今この業界を牽引している70代、80代の方々が世代交代できないまま農業から引退してしまうことになるということです。もう確実に起こることがわかっている問題で、しかも圧倒的な規模で起こるので、ここに事業性を結びつけて何かを考えることができれば、確実に大きな実りあるものになると思います。

そして僕自身は、事業として農業を伸ばしていくことを考えるときにも、先ほども述べたように「心の安らぎ」のようなエッセンスを少しでも取り入れていくことが必要だと考えています。
そうすることで、農業が持つあらゆる可能性が最大限に引き出され、より良いものに生まれ変わっていくと信じています。

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Feature

ファイブスクエアの農作物は現在山口県で育てているのですが、近い将来そこに「農業のテーマパーク」を作ろうと考えています。 先述してきたような「食の選択」や農業の可能性、そして問題点など、皆さんに伝えたいメッセージは本当にたくさんあるのですが、言葉だけで伝えるのは難しいので、実際にこのテーマパークを通して、楽しみながら自然に体感してもらえたら嬉しいと思っています。 僕が日々感じている、皆さんの農業に対する高い壁や、僕らの認識とは少しずれてしまっているギャップのようなものを少しでも取り払って、それぞれの視点、サイズ感で、農業について何かイノベーションが起こるようなスポットにするのが目標です。

ここをきっかけに、農業の未来を少しずつでも明るく、より良いものに生まれ変わらせていこうと思っています。

ぜひ完成を楽しみに、そして、オープンした際にはぜひ足を運んでいただければ嬉しいです!

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